2006/02/28 カワイソウ
再びの雲隠れ状態のひろです。どうもすみません。
今日で2月も終わりです。
最近もひたすら歌い聞かせの日々です。
ピアノ弾き語りのお客様は、わが愛息ただひとり
私の歌でにこにこしてくれる、とてもやさしい聴衆です。
そのあとは決まって、自分も鍵盤にタッチして喜んでいます。
将来が楽しみです、ははは。
先日このコは体重10キロを超え、寝返りも始めました。
もう5ヶ月と2週間も経ったのかという驚きと
まだそれだけしか一緒に過ごしていないのかという思いがあります。
小さな子供を抱えているといろいろな人々に話かけてもらえます
。
大抵は小さなお孫さんを持つ若いおばあちゃん世代の方々です。
自分の子育ての頃の事や、
今現在子育てをがんばっている娘、息子たちが重なって見えるからなのでしょうね。
私たちの頃はあんなだった、こんなだったと
楽しそうに話してくださいます。
偉大なる先輩方よ、それはいいのです。
ためになるお話は実際たくさんあるのですから。
ひとつだけ、切にお願いいたしたい。
人の子を捕まえて「かわいそう」を連発するのはやめていただきたい。
この子の何がそんなにかわいそうなのか?
通りすがりにたまたま冷たい風が吹けばカワイソウ
せまいイスの中でちょっとムズがればカワイソウ
大抵の新米ママたちは
我が子を幸せにするにはどうしたらいいか
常に考えて行動していると思いますよ。
今日は靴下を履かせようか履かせまいか
そのひとつにだって、大いに迷い悩み、そして決断しているのです。
その子をカワイソウな目に遭わせないために。
要するにがんばっているんですよ。
人からカワイソウなんて憐れませるものかという思いで。
それなのに、あいさつ代わりにカワイソウなんていわれたら
『このコ、私のもとに生まれてきてかわいそうなのかしら・・・』と悩むじゃないですか。
かわいそうなんてのは
戦時中、毒入りのじゃがいもを飼育しているゾウに泣きながら与えなければならなかった飼育員とか、
そのじゃがいもをついに食べることなく死んでいくしかなかったゾウとか
荷馬車でゆれる売られていく仔牛とか
そういう如何ともしがたい場面で
どうしょうもなく涙がこぼれてしまうような事象に対して遣えばよい。
まぁ、この私、むすこが笑うとあまりに可愛すぎて
ついつい涙がこぼれてしまうのですがね。。。
だから、本当に可哀想な事をしているのかどうか
見極めてから言ってください。
それで、もしそうなら、せめて不憫だと言ってください。